衣類害虫の発生場所

種名 イガ コイガ
写真 イガ画像 コイガ画像
被害 羊毛、絹等の動物性繊維や皮革、羽毛等の製品を幼虫が食害し、衣類やカーペット等の害虫となります。製品を穿孔するため、商品価値が下がります。また、発生した成虫が屋内を飛翔、徘徊することで不快害虫としての被害も発生します。まれですがパイプ等の古い断熱材(動物繊維製)にイガが発生した例もあります。
説明
 形態的特徴
 生態
前翅長約8mm、体長約4.5mmの小さなガで、前翅に3つの黒い紋があります。幼虫は食害した繊維等を集めて筒状の巣を作ります。
幼虫で越冬し、年2~3世代を繰り返します。1回に40~60の卵を産卵し、卵は1~2週間程度で孵化します。
成虫は前翅長約6mm、体長約6~8mmのイガより若干大きいガで、光沢のある茶金色をしています。イガと同様、食害した繊維等で巣を作ります。
イガと同様幼虫で越冬し、年3~4世代を繰り返します。1回に70~80の卵を産卵し、卵は1~2週間で孵化します。
防除 難易度 難しい 難しい
防除方法 被害予防  防除 被害予防  防除
種名 ヒメマルカツオブシムシ ヒメカツオブシムシ
写真 ヒメマルカツオブシムシ画像 ヒメカツオブシムシ画像
被害 羊毛、絹等の動物性繊維や皮革、羽毛等の製品を幼虫が食害し、衣類やカーペット等の害虫となります。製品を穿孔するため、商品価値が下がります。また、発生した成虫が屋内を飛翔、徘徊することで不快害虫としての被害も発生します。まれですがパイプ等の古い断熱材(動物繊維製)にイガが発生した例もあります。
説明
 形態的特徴
 生態
成虫は体長約2.5mmの楕円形の甲虫で、体表は白、黄、濃褐色、の鱗片で覆われています。老熟幼虫は体長約4mmで暗褐色または黄褐色を呈しており、尾端の両側に毛束を持ちます。
幼虫で越冬し、春から初夏にかけて成虫が屋内へ飛来侵入します。この時期に交尾産卵することが多く、交尾を終えた個体が、屋外の花蜜を食している姿を見ることができます。
幼虫は絶食に長期間耐えることが可能で、6~12カ月絶食状態で生存することがあります。
乾燥動植物質を食するため、粉類、乾物類等を食害する食品害虫としても知られています。
成虫は体長約4.5mmの紡錘型の甲虫で、暗褐色を呈しています。老熟幼虫は体長約9mmで褐色の円筒形をしており、尾端に長毛束を持ちます。
ヒメマルカツオブシムシと同様に幼虫で越冬し、成虫は春から初夏に屋外の花上で摂食後、交尾を行い、屋内へ飛来侵入します。この際、屋内の餌上で産卵します。
ヒメマルカツオブシムシと同様に、幼虫は絶食に耐えることが可能です。
乾燥動植物質を食するため、粉類、乾物類等を食害する食品害虫としても知られています。
防除 難易度 難しい 難しい
防除方法 被害予防  防除 被害予防  防除

 

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