防除方法

防除方法の選びかた

まず、ハトやカラスが住みづらい環境を作ることが重要です。
市販の威嚇商品は長期間使用すると慣れてしまい、効果が低くなります。
また、長い期間定着していると、そこから離れなくなり、個人で対処するには困難なことがあります。
環境整備を行って効果が見られない場合は専門業者に依頼してください。

ハト、カラスは鳥獣保護法により、保護の対象となっています。
しかし、農林水産物被害、生活環境の悪化、人身への危害、生態系の攪乱が生じている場合、 またはその恐れがある場合は有害鳥獣捕獲申請を自治体に提出し、許可を得て狩猟免許の有資格者が捕獲できます。
そのため、狩猟免許と捕獲許可が必要になり、個人で行うには対応が難しいことがあります。

問い合わせ先
<有害鳥獣捕獲の申請>
■環境局自然環境部計画課鳥獣保護管理担当(23区)
 03-5388-3505
■多摩環境事務所自然環境課鳥獣保護管理係(多摩地区)
 042-521-2948

<保護鳥獣等(野生鳥獣)の相談>
<傷病野生鳥獣等の保護・治療等の相談>
■東京都環境局自然環境部計画課鳥獣保護管理担当
 03-5388-3505

①環境整備
ハトを近づけないようにするためには、餌となる物を清掃によって定期的に除去します。また、近隣で餌まきを行っている場合は止めてもらうことが必要です。

カラスを近づけさせないようにするには、近隣のゴミ集積所をネットや容器で囲み、餌となる生ごみを断つようにします。

②器具、資材の利用
・音や形状を用いたおどし器具による威嚇法
 (目玉、反射器具、音を用いた防鳥器具)
音や形状によるおどし器具は手軽ですが商品によって効果に差があるため、取り付けや環境条件、使用状況によっては効果が期待できないことがあります。
・薬剤による忌避方法
  (粘着物質、臭い、味覚などによる忌避効果)
・器具による物理的な接近阻止法
  (防鳥ネットやワイヤー、剣山型の器具)
物理的な阻止方法は、設置が困難が場合が多いですが、効果は長期に及びます。なお、設置が高所になることが多く、物の落下や事故などの危険を伴うので専門業者に依頼してください。

いずれの方法も慣れが生じて効果が低くなる可能性があるので、複数組み合わせる必要があります。

③専門業者に依頼する

一度巣を作ると同じ場所に何度も巣を作るため、防鳥ネットやワイヤーによる侵入対策が必要になります。また、長い期間定着していると巣の撤去や、糞の除去、消毒が必要となり、個人で対処するには困難です。

生息が多い場合、捕獲用のハト小屋を使います。
専門業者は以下の方法を組み合わせて防除を行います。
①捕獲
②防鳥ネットやワイヤーの設置、忌避剤による侵入防止対策 
③巣の撤去、糞の除去、消臭、殺虫、殺菌による原状復帰

東京都ペストコントロール協会では専門業者を紹介しています。

剣山型の器具の施工例
剣山型の器具の施工例

防鳥ネットの施工例
防鳥ネットの施工例

粘着物質の施工例
粘着物質の施工例

ワイヤーの施工例
ワイヤーの施工例

*このページでご紹介した防除方法は1例です。すべての状況において防除効果を保証するものではありません。

 

お問い合わせ、ご相談は、お気軽に当協会事務局へ
03-3254-0014

 

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